【自治体・企業向けご提案】災害時の“生活インフラ”を確保する

折りたたみ移動式カーポートシェルター導入のご提案

日本は毎年のように災害が発生し、避難所運営・地域支援・事業継続(BCP)は、自治体と企業双方にとって最重要課題となっています。

今回ご提案する 「折りたたみ移動式カーポートシェルター」 は、
平時はカーポート・EVステーション、非常時は移動型の生活インフラとして機能する新しい防災設備です。

益城カメラ_倒壊した家屋
西原村_山西小学校避難所の様子

1. 現状の課題

自治体の課題

  • 避難所の「個室不足」「プライバシー不足」
  • 要配慮者の避難スペースが確保できない
  • 医療ブース・支援スタッフの休憩所・仮眠スペースの不足
  • 停電・断水が長期化した際の避難所機能の限界

企業の課題

  • 事業継続(BCP)計画はあるが、電源・水・宿泊環境の確保が不十分
  • 社員の安全確保・自宅待機指示の基準づくり
  • 地域貢献(CSR)の具体策が限られる
  • 災害時に地域に提供できる“設備”がない

共通の課題

  • ボランティア・医療スタッフなどの「支援者の寝床」が不足
  • 本部機能が失われると災害対応の指揮が滞る
  • 電力・水の確保が“最初の課題”になる

2. 解決策:折りたたみ移動式カーポートシェルター

—— 災害対応の“電力・水・住環境”を一体的に補える、新しい防災インフラ

災害時に最初に失われるのは、電気・水・安心して眠れる環境という、生活に不可欠なインフラです。
この3つが同時に確保できなければ、避難所の運営は混乱し、支援者の活動も制限され、住民の健康リスクは急速に高まります。

折りたたみ移動式カーポートシェルターは、これらの生活インフラを“1台でまとめて確保できる”ことが最大の特徴です。

従来、電源車・浄水装置・宿泊用テントなど、複数の設備を組み合わせて対応していた領域を、
「このシェルター1台」だけでカバーできるため、初動対応のスピードと運用効率が飛躍的に向上します。

  • 電力の自給
  • 水の確保
  • プライバシーを伴う住空間
  • 支援者の宿泊拠点
  • 短時間で“現場に運び、すぐに運用できる”機動力
  • 平時は“カーポート”として無駄なく運用

これらを同時に満たす設備はほとんど存在せず、
「災害対応の新しいスタンダード」になり得るソリューションです。

3. 製品概要

こちらの写真は開発・施策段階となります。

平時の役割

  • カーポートとして利用
  • EV車の充電ステーション
  • 企業・自治体施設の屋外設備として自然に設置可能
  • 宿泊施設としての利用
  • 休憩所としての利用
  • SDGs(再生可能エネルギー活用)に寄与

非常時の役割

折りたたんでトラックで搬送し、被災地で展開すると、
自立型の生活インフラ”を提供

  • 太陽光発電/蓄電池
  • 雨水貯水・浄水(飲用可)
  • ベッド、簡易キッチン、シンク
  • トイレブース

外部インフラが止まった場所でも、
電気・水・寝床・プライバシーを確保できます。

価格帯:330万円〜(予定)
一般的な災害コンテナよりも低価格でのご提供を目指しています

4. 具体的な導入メリット

【自治体向け】

① 避難所の「個室不足」問題を解決

  • 要配慮者(障害者・高齢者・妊婦・乳幼児)の個別空間として活用
  • 体育館避難所の“雑魚寝問題”を改善

② 支援スタッフ・医療スタッフの仮眠スペース

災害初動を担う職員・医療者・ボランティアのコンディション維持が可能。

③ 移動式の医療ブース

  • モバイルクリニックとして使用
  • 発熱外来・感染症隔離ブースにも対応
  • 過疎地災害でも医療行為を継続できる

④ 公用車のカーポートとして平時に活用

無駄な設備にならず、防災投資の説明責任が果たせる。

【企業向け】

① BCP強化:停電・断水時も事業の“最低限”を維持

  • 指揮所
  • 社員の待機スペース
  • 非常用電源
  • 仮眠ブース

② CSR・地域貢献の“見える化”

駐車場に常設するだけで、「災害時に地域へこのシェルターを提供します」というメッセージが伝わる。

③ 社員の家族を守る“福利厚生”として

社員の家庭に貸し出す運用も可能。
企業としての安心感が高まり、採用力の向上にもつながる。

④ イベント・屋外業務での活用

キッチンカー拠点、移動オフィス、多目的室として活躍。

5. 被災地で価値が拡大する「支援者の寝床」という機能

災害現場における実際の課題として、
「支援者が被災者のためであるはずの避難所の物資やスペースを奪ってしまう」問題があります。

このシェルターは支援者の自己完結型の宿泊拠点となり、

  • プライバシー空間を確保することで、被災者・支援者の負担を減らす
  • 睡眠をしっかり取れることで、支援活動の質を高める
  • 長期滞在のボランティアを受け入れやすくする

という大きなメリットがあります。

6. 開発背景:

熊本地震で、障害のある母が避難所での生活に耐えられなかった現実

開発者である社長自身が熊本地震の避難時を経験しました。

  • 「障害のある母が避難所での生活に耐えられなかった」
  • 「不便な避難生活を少しでも快適にすることができないか」
  • 「避難所にはプライバシーがなく着替えもままならない。床は固く、トイレの使用も困難だった」

この想いこそが、
“どこへでも運べて、安心して暮らせる避難空間を”
という開発思想につながり、考え抜かれた構造を持つ折り畳み・移動式カーポートシェルターを開発するきっかけとなりました。

災害対策車両を手がけてきたからこそわかる、被災地の課題

大分フォーバイフォーは、これまで 警察の災害対策用車両を製造してきた専門メーカーです。災害の最前線で使われる車両をつくり続けてきたからこそ、警察や自衛隊の声もヒアリングさせて頂き、“現場のリアル”を理解した設計が可能になりました。

地震や自然災害、火災などの災害現場では、

  • 電源がすぐ枯渇する
  • 水の確保が最も困難になる
  • 被災者のプライバシーを守れない
  • 被災者の避難場所の確保
  • 支援者も休む場所がなく疲弊する
  • 設備を運び込むための道路事情が厳しい

といった問題が常に発生します。

折りたたみ移動式カーポートシェルターは、こうした災害発生現場特有の課題に対して、“どうすれば実際に現場使えるのか”を知り尽くす私たちが制作するからこそ実現できた構造です。

7. 想定活用シーン

自治体

  • 個室避難所(連携可能)
  • 要配慮者スペース
  • モバイル診療所
  • 災害本部(サブ拠点)
  • 公用車カーポート/EVステーション

企業

  • BCP用の指揮拠点
  • 社員の緊急退避スペース
  • 地域開放によるCSR
  • イベントブース・移動オフィス
  • 冷暖房・電源が必要な屋外作業基地

支援団体・医療チーム

  • 現地での宿泊・休憩
  • 衛生的な診療ブース
  • 人工呼吸器など24時間電源が必要な方への電源供給
  • 自己完結型の支援拠点

個人

  • 家族の防災
  • 愛者のカーポート
  • 車中泊・アウトドア
  • 地域の支援拠点として提供

8. 導入のハードルが低い理

  • 平時はカーポートとして使えるため「防災設備が遊ばない」
  • 2トントラックで運搬可能
  • 基礎工事が必要ない(設置しやすい)
  • 価格帯が一般のコンテナより安価
  • 太陽光や浄水など、長期災害に強い仕様

9. 次世代の防災インフラ

折りたたみ移動式カーポートシェルターは、
自治体・企業が抱える防災・BCP・支援体制の課題を解決する、
次世代の防災インフラです。

  • 避難所の環境改善
  • 医療体制の維持
  • ボランティア支援の質向上
  • 企業のBCP強化・CSR推進
  • 平時の有効活用でコスト対効果が高い

導入することで、地域の安心と事業の継続性を大きく向上させることができます。

発売は 2025年12月予定

折りたたみ移動式カーポートシェルターは、
2025年12月 発売発表予定

被災地へ“一刻も早く動ける現場”を届けるため、
開発チーム一同、さらにアップデートを重ねています。

詳細・お問い合わせ先

株式会社大分フォーバイフォー
災害コンテナー事業部
 大分県大分市光吉1142-3
 097-568-4447
営業時間:10:00-20:00
定休日:火曜日

開発拠点

自治体・警察・消防・自衛隊・災害ボランティア関係者の皆さまからの
お問い合わせ・ご予約・視察お申し込みも随時承っております。
お電話にてお問い合わせください。

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