災害が起きたとき、
まず最初に失われるもの。
それは “水” です。
断水が続く中で、飲み水や生活水の確保に困り、
命に直結する課題となるケースは少なくありません。
そんな現場の声から生まれたのが、
折りたたみ・移動式カーポートシェルター「ORIBAKO(オリバコ)」 です。
災害発生時、4人家族が2週間過ごせる水は備蓄品として完備
オリバコには、災害時における電気・水等のライフラインを備えています。
備蓄品として、災害時4人家族が2週間過ごせる水、電気、食料付。また設備として、エアコン、蓄電池、太陽光パネル、通信システム、水タンク、浄水システム、調理台、椅子、テーブル、2段ベッド、トイレブース兼シャワーブース、衛生ケアー品等を完備。(一部オプション)

水を“自給”できる防災シェルター
ORIBAKOは、雨水を貯水・浄水して、飲み水まで再利用できる独自システムを搭載しています。
屋根全体に集めた雨水をタンクにため、浄水。
飲用レベルの水質まで整えることで、
断水時でも「飲む・洗う・使う」をすべてこの一台の中で完結させます。
- 💧 生活水:洗顔・洗浄・手洗いなどに利用
- 💧 手洗い水:衛生を保つための最小限の水を確保
- 💧 飲用水:浄化タンクを通じて安全な水に
これらの水はすべて循環構造になっており、
雨が降るたびに再補給される仕組みです。
電気が止まっても、
ORIBAKOの屋根に設置された 太陽光発電システムと蓄電池 によって
電気の供給もされるため、
“水”と“電気”の両方を自給できる防災ユニットとなっています。
水を中心にした「生きるための空間設計」
災害時、もっとも困るのは「生きるための当たり前」が途絶えること。
中でも水は、飲料だけでなく、
調理・清潔・トイレなどあらゆる場面に必要です。
ORIBAKOは、そうした“生活の最小単位”を守るために設計されています。
「快適まではいかなくても、ストレスのない空間を。」
─ ORIBAKO開発責任者・衞藤正憲
この言葉が示すように、
水や電気といったインフラを“自力でまかなう”ことが、
被災生活のストレスを最小限にする第一歩です。
BKT48 —— 48時間以内に被災地へ
ORIBAKOの根底にある思想が、
「BKT48」=ベッド・キッチン・トイレを48時間以内に被災地へ届ける という考え方。
つまり、発災から2日以内に“人が生活できる状態”をつくる。
そのためにも欠かせないのが、水です。
雨水を貯め、飲める状態に変える。
それが、命を守る48時間を支える仕組みです。
普段は車庫、もしもの時は命を守る基地に
ORIBAKOは、日常ではカーポートとして利用できます。
太陽光パネルを活用して、
日常の電力補助や節電にも役立てられます。
しかし、もしもの時にはそのまま家族を守るシェルターへ変化。
水・電気・トイレを自給し、
家族単位で安心して過ごせる空間を提供します。
🚙 普段は車を守るカーポート
🏠 災害時には家族を守るシェルターに
開発中プロジェクト:大分4×4が挑む次世代防災
このプロジェクトを進めているのは、
大分県の防災・車両開発に長年携わる 株式会社 大分フォーバイフォー(4×4)。
災害支援車両の製作や熊本地震での現場対応の経験を活かし、
「現場で本当に使える防災」を目指して開発が進められています。
発売は2025年12月予定
現在、ORIBAKOは最終開発段階にあり、
2025年12月に正式発表予定です。
ORIBAKO(オリバコ)とは
- 折りたたみ・移動式カーポートシェルター
- 災害時には「生活インフラを自給する家族用シェルター」へ変化
- BKT48(ベッド・キッチン・トイレ)を48時間以内に被災地へ
「日常と非常時をつなぐ備え」
それが、ORIBAKOです。

