避難所生活の過酷な現実

熊本地震、障がいを持つ母と直面した「限界」。
熊本地震の日、避難先の体育館で目にしたのは、被災者がすし詰め状態で過ごす過酷な現実でした。着替えもままならず、トイレに行くのも一苦労。 人混みの中で、障がいを持つ母が小さくなっているのを見て、私は悟りました。「ここには、いられない」
数日も経たずに限界を迎え、私たちは倒壊の危険が残る自宅へ戻る選択をしました。 そこでカーポートを囲って作った小さな空間。 皮肉にもそこは、公的な避難所よりもよほど“人として落ち着ける場所”だったのです。
「もう二度と誰にも、あんな思いをさせたくない」
自身の被災体験、災害ボランティアとしての経験、そして災害対策車両を作る車屋としての技術。 すべてを注ぎ込み、避難所にはプライバシーがないという絶望を変えるため、災害コンテナー事業部を立ち上げました。これは、私の人生をかけた挑戦です。
株式会社大分フォーバイフォー 衞藤正憲
- 災害時、1番足りないのプライベートな個室
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電気や水の前に必要なのは、他人の視線を気にせず、家族が足を伸ばして安心して眠れる場所。
- 解決策:折り畳み・移動式カーポートシェルター
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トラックで運べて、設営は約90分。頑丈な壁と屋根に守られた、被災直後から“人間らしい生活”ができる空間をつくります。
- 「普段使い」できるから、無駄がない。
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普段は愛車を守るガレージとしてフル活用。日常の景色の中に「最強の備え」が溶け込む、最も合理的で新しい防災の形です。
折りたたみ・移動式カーポートシェルター
折りたたみ・移動式カーポートシェルター

ライフラインを自給自足するカーポートシェルター
もしもの時、あなたはどこへ避難しますか?
「家が倒壊しても、敷地内に“安全な生活空間”があれば、日常は維持できます。」
普段はスタイリッシュなカーポートとして機能し、災害時には「家族が安心して暮らせる独立空間」へと変貌します。 体育館避難の課題を解決し、自宅の敷地や安全な場所で、発災直後から日常に近い生活を維持するためのシステムです。
01.NORMAL

【平常時】カーポートモード
02.TRANSPORT

【運搬時】トランスポートモード
03.EMERGENCY

【災害時】シェルターモード
使用方法
【平常時】日常に溶け込む防災
- 愛車を守るカーポートとして活用
- 倉庫・離れ・店舗にも利用可能
- 太陽光と蓄電池で電力を備蓄
- EV充電(V2H)にも対応
- 日常利用でいつでも即稼働

平常時は高機能カーポートや離れとして日常の利便性を高めつつ、常にエネルギーを蓄えることで、いつ起こるかわからない災害へ万全の状態で備えます。
使用例ギャラリー



カーポートシェルターが解決する災害課題

1. 初動の“居住空間不足”を解決
仮設住宅が整うまでの空白期間、不足する居住空間を即座に提供。被災直後から家族を守る安全な生活拠点を確保します。

2. プライバシーと衛生を確保
避難所生活のストレスとなる視線やトイレ問題を解決。完全個室と専用トイレで、女性や要配慮者の尊厳と衛生環境を守ります。

3. 電力・水・情報の分断を防ぐ
インフラ寸断時も、自給自立。照明や通信を維持し、孤立を防ぎながら命をつなぐ生活インフラとして機能します。

4. 現場の運用負担を軽減
人手不足の混乱時も、専門工具不要のシンプル設計で貢献。誰でも設営でき、現場の負担を最小限に抑えて迅速な支援を実現。
出典:熊本災害デジタルアーカイブ
特徴
折り畳み機能
コンパクトに折り畳んでトラックで運搬可能。災害発生時の迅速な移動に対応。
90分で設置
到着後すぐに展開・設置が可能。災害発生時の迅速な避難生活開始をサポート。
連結運用可
複数台を連結して仮設集落や指令室としても運用可能です。
自己完結型生活
ソーラー発電、浄水貯水機能を備え、避難時でも自立した生活環境を提供。
4〜6人居住可能
家族やグループでの避難生活に対応。プライバシーを確保し快適な生活空間。
平常時活用
災害時だけでなく、EV充電付きカーポートとして自宅や施設で活用可能。
標準装備
電気通信
- 太陽光パネル
- 蓄電池
- エアコン
- 通信システム
水
- 備蓄水
- 水タンク
- 浄水システム
食・調理
- 食料備蓄
- 調理台
- 調理器具
- 冷蔵冷凍庫
- 食器
住・睡眠
- 2段ベッド
- テーブル
- 椅子
- トイレブース兼シャワーブース
- 衛生ケア用品
仕様
| 外寸サイズ(展開時) | D2,600 × W5,800 × H2,600 |
| 外寸サイズ(折畳時) | D2,600 × W5,800 × H900 |
| 重量 | 350kg |
| 収容人数 | 最大6人 |
| 設置時間 | 約90分 |
| 耐用年数 | 10年 |
| 価格 | 1棟 330万円〜(税込) 一部オプションあり |
| 年間維持費 | 半年毎に各設備の点検と消費期限食料等の入替が必要。半年毎に6万円、年間12万円。 |
導入のご相談・お問い合わせ
行政・法人・個人のみなさま。用途に合わせてご案内します。まずは想定シーンをお聞かせください。
株式会社大分フォーバイフォー
災害コンテナー事業部
大分県大分市光吉1142-3
097-568-4447
info@oita4x4.com
営業時間:10:00〜20:00 定休日:火曜日
















