「災害が起きたあと、家族が安心して休める場所をどう作るか。」
熊本地震での避難経験が、すべての始まりでした。
体育館での避難生活は、プライバシーもなく、身体への負担も大きい。
“もし自分の家族があの時、安心して休める空間があったなら”
──そんな想いから、大分4×4が開発を進めているのが
折りたたみ式・移動型カーポートシェルター【ORIBAKO】です。
🚚 設営わずか90分。特許出願中の折りたたみ機構
本シェルターの最大の特徴は、特許出願中の折りたたみ構造。
コンパクトに収納でき、設営時間はわずか90分。
災害直後でも、4〜6人の家族が安心して休める空間を確保できます。
通常時は車庫(カーポート)として利用可能。
非常時には一瞬でシェルターに早変わりする“二刀流の備え”です。
🏠 折りたたみから展開までの流れ
折りたたまれた状態から展開・完成までの10枚の写真を公開!
ぜひご覧ください。
折りたたみ時には軽トラックで運搬できるサイズ。
展開後は家族4〜6人が安心して過ごせる空間を確保しています。










☀️ ソーラー発電 × 避難装備 × プライバシー空間
ORIBAKOは、ただの「避難用コンテナ」ではありません。
屋根にはソーラー発電システムを搭載し、
停電時でも照明・冷蔵庫・通信が可能。
さらに、ポータブルバッテリー付きエアコンをはじめ、
非常時に必要な避難装備を一式搭載しています。
内部にはテーブル、ベッド、冷蔵庫、簡易トイレなども備え、
“生活の延長線上で過ごせる避難空間”を目指しています。
🧭 想いから生まれた技術を、社会の備えへ
熊本地震の避難経験を原点に、
衞藤正憲が現場で見た「不便さ」や「無力感」
それを形にしたのが、この折りたたみ式シェルターです。
「普段は車を守るカーポートとして。
そして災害時には、家族の命を守るシェルターとして。
“日常と非常時をつなぐ備え”を形にしたかったんです。」
🏛️ オリバコが応える4つの市場ニーズ
地方自治体
各自治体の防災倉庫や避難拠点への導入を推奨。
- 災害避難時に必要となる電力・通信・衛生用品・非常食・水などを収納可能。
- 支援が整うまでの間、臨時シェルターとして広域避難所や指定避難所に配備が可能です。
県警・行政機関
災害派遣・長期活動における現地ベースキャンプへの配備。
- 4×4が製作した災害対策車を実際に運用した警察隊からは、「現地は過酷で休憩できる場所もなく、車内で仮眠をとるしかなかった」という声も。オリバコは、現地対策本部や臨時休憩詰所としての利用も想定しています。
介護施設・医療機関
地域包括ケア拠点や医療法人単位での導入。
- 災害発生時に個人のプライバシーを守りながら生活することが可能。また診療スペースや隔離スペースとしても活用可能。新型コロナウイルスなど感染症流行時にも罹患者の隔離・検査スペースとして柔軟に運用できます。
一般個人
住宅併設型の「防災ガレージ」としての設置。
- 非常用備品を標準搭載しながら、平時は車庫や趣味部屋としても活用可能。価格は300万円台を想定しており、キャンピングカーよりも手頃に「もしもへの備え」が実現できます。
🔧 今後の展開
現在、大分4×4では小型モデル「タビバコ」の開発も進行中。
ボランティア活動や短期滞在用としての利用も想定しています。
移動式カーポートシェルターオリバコ。正式リリースは2025年12月を予定。
今後も進捗や試作の様子を随時発信していきます。